剣士は 戦いをかさねるうち腕をあげ
とおくへ旅をして
タフタの町へ立ち寄る事も
じょじょに少なくなっていきました

それでも、タフタはまいにち
パンをやく練習をつづけていました
剣士に、おいしいと喜んで
ほしかったのです

剣士は 町に来るたび
タフタのパンを買って行きました
もう びんぼうではありません

会うたびにりっぱな剣士らしく
変わって行く彼に、タフタは
うれしい反面 胸のおくで
さびしさを感じていました

けれど、そんなことはけっして
口にださず
明るくふるまっていました
あるひ、剣士は大けがをして
町のお医者に運ばれてきました
お姫さまをさらった竜がすむという
深いどうくつに
たったひとりで挑んだのです
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